【変革は堕ちるまで待て】

ここ数か月町政を見ていて思うこととして
依然箱もの行政に変わりはないのだが、選挙なき子供たちを持ち上げ始めたこと
76億7000万円もの予算の大半が箱モノに費やされていることがわかる
「事業」とは何か?
「事業」には二つの意味がある
◆社会的な大きな仕事 「慈善―」
◆生産・営利を目的として経営する仕事。企業または実業
青木氏の場合、どちらにあたるのだろうと考えたとき実に迷ってしまう
当然本人は「社会的大きな事業」のつもりでいるのだろうが
どの事業も検証をしないからしてその評価ができない
評価のできぬまま「〇〇を作った実績がある」と言う
確かに作ったのは事実であるのだが 
■果たしてそれが社会的に大きな成果を上げたのか
■果たしてそれが何らかの問題を解決したのか
かと言へばいずれにも当てはまらないからである)
具体例を示そう
【労災リハビリテーション長野作業所跡地(星ヶ丘)5812万取得】
●なぜにこの時期に国から取得したのか? 
●金額は適切だったのか?
●取得の目的は何なのか?
町の説明は「改修して情報通信機器を用いたテレワークオフィスなどを設けたい」と言うも
具体的な説明はされず
そもそもこの構想はどこから持ち上がったのか?(4期目の公約にあったのか?)
などと考えると思い付きや誰かの誘いによる無駄使いとしか思いようがなく明らかに事業ではない
そればかりか
「建物を調査する費用として387万円を計上」
「テレワーク・クラフトタウン構想のプロジェクトを立ち上げる」のだという。
通常目的があって投資費用を考慮した上で事業の必要性を問うべきもの
その議論をする場が議会であるのだが
その議員からの質問が「跡地を何に利用するのか?」なる質問が出る始末
議会の機能を果たしていない現実が見える

下諏訪町の中で高齢化率が50%に迫ろうとしている星ヶ丘
住民は街へ下ろうとしている それが証拠に星ヶ丘の人口も減りつつある
なにも急がなくても誰も跡地を購入するはずもなく
現に地価評価額は右肩下がり
ましてや国有地とあれば放っておくこともできず 町への払下げも見込まれる

そんな青木氏を推した6000余りもの支持者がいるからして仕方ないのだが
下諏訪町にとっては無駄な16年間になることは間違えない

そんな批判の目をそらすために選挙絵権を持たぬ子供たちに目を向ける
子供たちを持ち上げることにより反対者の口封じ?
どこまでずるがしこいのだろう

ここにも面白い事実がある
「向陽高校生の通学路が暗いから街灯をつけてほしい」なる陳情に対し
「どこが暗いかわからない」「そもそも街灯は地元が費用負担するもの」なる回答を出したにもかかわらず
子供たちで構成される「しもすわ未来会議」で議案が出されるとすんなり受け入れ
町は未来を担う子供たちの意見をも受け入れて・・・とイメージづくりの気なのだろうが
誰かから問題定義されたらまずは自ら自分の目で確かめてみること

ほかにも例を挙げたらきりがない
ニュージーランドの海外研修事業
自ら出かけた海外視察(旅行)の成果づくりのための海外研修なのではないのか
国を挙げて英語教育を強化する中海外研修の意義はどこにあるのか
傑作は赤砂崎へのバスケゴール設置に他ならない
これまた未来会議からの要望であるのだが
どれだけの利用者があって管理にどのくらいの費用が掛かるのか など一切示されず

一方で国保税率17%引き上げを決めてみたり
その決め方も青木氏のお友達で構成された国民健康保険運営協議会に委託
「協議会が決めたこと」と責任転換
さすがこれには住民も黙っていなかった
住民有志が1105名の反対署名を集め再検討を申し出た
本来議会がすべきものを・・・
共産党議員が3人もいながらにしてこの始末
もはや堕ちるところまで堕ちなくては気が付かないのかもしれない
機能停止の下諏訪町